全国的に有名すぎない関西の名所をアップしようとすると、観光地として有名すぎる京都の記事が少なくなってしまうので、有名観光地の中でも比較的穴場な所をご紹介。
宇治市に禅の一宗派である黄檗宗の大本山・萬福寺がある。
黄檗は「おうばく」と読み、黄檗宗は中国の明の様式を残した禅で、開祖は隠元禅師、あのインゲン豆を日本に伝えたお方!
萬福寺では毎月8日(2月と8月以外)、ほていまつりが開催され、その時は拝観無料になるため、一昨年9月8日に行ってみた。
これから登場する建造物は、日本の江戸時代中期に中国の明時代末期頃の様式で建てられたもので、すべて国重文に指定されてる。
いかにも中国的な総門。
ほていまつり開催日につき、縁日が出てにぎわってた。
屋根の左右にほどこされてるのは、シャチではなくマカラという魔除けの架空生物。
総門をくぐってしばらく行くと、立派な三門。
ここから三門-天王殿-大雄寶殿-法堂が一直線に配置され、左右に膨大なお堂が建ち並び、境内は広くて壮大。
三門のまっすぐ先に天王殿。
中国寺院では玄関として見られるお堂で、ほてい様などがまつられてる。
天王殿のほてい様。
めっちゃド派手な金ピカ\(^o^)/☆キンキラキン
天王殿のさらに先に大雄寶殿。
萬福寺の本堂に相当するお堂で、御本尊の阿弥陀如来様などがまつられてる。
大雄寶殿の出入口の前から撮影。
伽藍はすべて屋根つきの回廊で結ばれてる。
大雄寶殿に入ってすぐ、中央に御本尊の阿弥陀如来坐像。
右手前に大きな木魚が写ってますが、木魚は黄檗宗が日本にもたらし、他宗に広まったそうです。
つづく