自由悠遊

サイクリング・ハイキング・旅先・散歩先で撮った、風景・名所旧跡・動植物

明日香村の不思議な石造物めぐり

3年前の初秋、明日香村稲渕地区の彼岸花を見に行った時、ついでに(と言っては石に失礼だけど)石造物めぐりをした。
彼岸花は今話題にするには季節はずれなので、ひたすら石の記事を書きます^^;

近鉄飛鳥駅から歩いてほど近い所に、猿石という石があるけど、写真がハードディスク上のどこか行ったので、鬼のせっちん(上)と鬼のまないた(下)からご紹介。

f:id:yamamayuga:20200515015029j:plain

f:id:yamamayuga:20200515015040j:plain

7世紀に作られた古墳の石室の一部で、もとは1つの古墳だったが、盛り土がなくなったうえ、バラバラに分かれたもの。
この地域には鬼が住み、通行人をだまして食べたという伝説があり、鬼がまないたの上で調理し、せっちんで用を足した、という言い伝えがある。←猟奇的!

亀石。

f:id:yamamayuga:20200515015103j:plain

いつ何の目的で作られたのか不明ながら、川原寺の四方の境界を示す標識ではないか、という説がある。

川原寺は飛鳥寺薬師寺大官大寺(大安寺)とともに、飛鳥の四大寺といわれた寺院で、跡地がこちら。

f:id:yamamayuga:20200515015113j:plain

川原寺跡は国史跡に指定されてる。

酒船石遺跡の酒船石。

f:id:yamamayuga:20200515015127j:plain

作られた目的も時期も不明で、酒をしぼる槽、油や薬を作る道具、庭園の施設、といった複数の説がある。
酒船石遺跡も国史跡に指定されてる。

マラ石。

f:id:yamamayuga:20200515015141j:plain

マラというのはみなさんご存知、あのマラのことで、昔はまっすぐ立ってたらしいww
石も古くなると元気がなくなるのでしょうか(爆)

実際のところ、横から見ると角張った形で、そう見えるか見えへんか正直微妙。
これをマラ石と命名した人は、どんだけチ●コにこだわってんねん思ったけど、上から見ると。

f:id:yamamayuga:20200515015153j:plain

あ、ソレっぽいかも、でも、直方体+鈴カステラに見えなくもない(爆)