夏に大阪府熊取町のかやぶき&丸瓦の古民家を記事にしましたが、その時に文中で少しだけ触れた、和歌山県海南市黒江の丸瓦屋根の民家と古い町並みについて。
黒江の町は黒江塗りという紀州漆器の産地で、JR黒江駅から南へ1kmほど、次の海南駅からも約1kmの所にある。
紀州漆器の発祥は室町時代といわれ、江戸時代に紀州藩の保護を受けて発展し、現在も漆器を生産している。
池庄漆器店は築220年超の旧家で、つし2階という低い2階と丸瓦が特徴^^
個人的に気になったのは、こちらの建物。
池慶漆器さん、めっちゃ味のある絵になる木造建築♪
のこぎり歯状の家並み。
黒江の家並みは斜めにのこぎりの歯のように並び、それぞれの家の前に三角形の空き地があるのが特徴的!
江戸時代に入江を埋め立ててできた平行四辺形の宅地に家を建てたためで、その家並みが現在に残る。
黒江ぬりもの館の前。
先ほどのお宅の前にもありましたが、丸い桶みたいのがあるのは漆器関連の建物。
県道沿いの黒牛茶屋。
こちらは漆器ではなく老舗の酒蔵、紀州名水・黒牛の水を使って日本酒が作られてる。
黒牛茶屋から北西へ100mぐらいの所に、黒牛の水の湧く中言神社。
拝殿と黒牛像。
右手前の黒牛さんの台座から、名水がチョロチョロ湧き出てた^o^