自由悠遊

サイクリング・ハイキング・旅先・散歩先で撮った、風景・名所旧跡・動植物

当尾の石仏めぐり

かつて夏に折り畳み自転車を輪行して、JR木津駅~和束の茶畑めぐり~浄瑠璃寺および石仏めぐり(ここまで京都)~近鉄大和西大寺駅(奈良)とサイクリングした中から、茶畑風景と浄瑠璃寺については以前記事にしましたが、今回は当時公開しそびれた石仏めぐりについて。

京都府木津川市南東部の浄瑠璃寺岩船寺の付近は、当尾(とうの)の里といわれ、奈良に近いこのエリアは古来から奈良仏教の影響を受け、石仏が数多く残っており、サイクリング+プチハイキングでめぐった。

浄瑠璃寺から府道沿いを岩船寺方面へ少し進むと、右手に「やぶの中三尊磨崖仏」。

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正面に地蔵菩薩立像、向かって右に十一面観音菩薩立像、左の岩に阿弥陀如来坐像。
当尾の石仏では最古の1262年作。

しばらく府道沿いを走り、岩船寺の前を通過して道なりに進んでいくと、ミロクの辻に「弥勒磨崖仏」。

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1274年作、笠置寺弥勒如来磨崖仏を写したもの。

ここから山道みたいな細道を行くと、ニッコリほほえむ「笑い仏」。

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1299年作、正面に阿弥陀如来坐像、向かって右に観世音菩薩坐像、左に勢至菩薩坐像、みんな笑顔*^^*

さらに山道の先に「唐臼の壺二尊」。

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1343年作、正面に写ってるのは阿弥陀如来坐像。
どこが二尊なのかと思ったら、(写真には写ってないけど)岩の右面に地蔵菩薩立像がおられるらしい。

分岐を右へ進んで1枚目の写真の地点に出て、府道をはさんだ向かい側の細道を北進すると、ほどなくして左手に「首切地蔵」。

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首は実際切れてないけど、首のくびれが深い阿弥陀像。
「やぶの中三尊磨崖仏」と同じ1262年作。

さらに先へ進んで分岐を左に取ると、「大門石仏群」が現れる。

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お見事っ!!