兵庫県丹波市の黒井城跡へ雲海を見に行った記事を以前書きましたが、そのあと2駅分10kmほど歩いて、同市の柏原エリアを散策した際の写真を放出します。
関西には読み方の違う「柏原」という地が複数あり、今回記事にする兵庫県丹波市の柏原は「かいばら」、大阪府柏原市の柏原は「かしわら」、滋賀県米原市の柏原は普通に「かしわばら」と読む。←ややこしい^^;
丹波市柏原町は織田信長の弟・信包(のぶかね)が藩主になった後、約400年に渡って織田家の城下町として栄えた町で、名所旧跡が点在する。
時の太鼓やぐら(JR福知山線柏原駅前にある)は、江戸時代の太鼓やぐらをモチーフにしたからくり時計。
町の一角に残る、本物の江戸時代の太鼓やぐら。
当時は時報として、あるいは藩主が参勤交代で江戸から戻ってきた時や火災の際にも、太鼓が鳴らされたそうです。
県指定文化財の柏原藩主織田家旧邸長屋門。
1714年に公邸の表御門として築かれた。
長屋門をくぐると正面に、国史跡の柏原藩陣屋跡。
同じく1714年に建てられ、1820年に再建された御殿。
長屋門および陣屋跡から道をはさんだ向かいに、織田信包像が座る。
余談ですが、散策中に通りかかった救急車を見て気づいたこと。
丹波の英語表記は「TANBA」ではなく、真ん中がMの「TAMBA」なんですね。
語学のことには全然詳しくないけど、たしかにBやPの前の「ン」はMの発音(唇を閉じた口の形)になる。
そういえばイギリスのヘンリー王子がアメリカで就任した役職が、chief impact officer(略称:CHIMPO)だそうでw
略称の読み方はほぼローマ字読みだそうでw
CHIンPO(←下ネタではなく役職名です!)の話は置いといて、歴代の柏原藩主が眠る織田家御廟所。
御廟門をくぐると、思いのほか大勢眠っておられる。
ここは明治維新後に廃寺になった寺院の境内で、1696年以降の藩主とその家族のお墓が建ち並ぶ。
つづく