自由悠遊

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高取城跡ハイキング

つづき

※4年前に奈良県高取町で雛めぐりを楽しんだ後のハイキングについて。

植村家長屋門と干支雛を通過すると、左手に砂防公園が見えてくる。
砂防公園でトイレ休憩の後、再び歩いていくと、やがて山道に入る。

しばらく山道を登った所に、ユニークな猿石。

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となりの明日香村にも同名の石像がありますが、その兄弟のようなもの。
高取城建築の際、石垣に転用する石材とともに、飛鳥から運ばれてきたと考えられる。

さらに登っていくと、国見櫓跡への分岐。
立ち寄ろうか?スルーしようか?迷ってると、「通り抜けできやんから戻ってこなあかんけど、景色良いから絶対行ったほうがええよ」と声をかけてくださった方がいて、行ってみることに。

国見櫓跡からの眺め1:北西方向。

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中央の丘陵地よりも手前が高取町、そのすぐ右手右端の低山は畝傍山
正面奥のΛ型の山(よく見るとΛが2個連なってる)は二上山、そのふもとは葛城市。
二上山から左の山並みは金剛山地、左端の高い山は大和葛城山、そのふもとは御所市。
二上山よりも右にうっすら見える山並みは生駒山地

国見櫓跡からの眺め2:北方向。

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眺め1の右側につづく部分。
中央付近にピョコンとある低山は耳成山、その右手前の丘陵っぽい低山は天香久山、既出の畝傍山とともに橿原市にある大和三山
左奥は生駒山地、右奥は京都方面。

分岐まで戻り、もう少し歩いていくと、高取城の壮大な石垣群が現れる。

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大手門跡の石垣を通過して、これは櫓跡の石垣(上に登れます)、その奥にも石垣が次々登場する。

奥へ進んで、天守跡の石垣。

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石垣の向こうにまた石垣、石垣が何重にもなって建ち並び、規模がでかくて圧巻!

天守跡の上に登ると。

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高取山583.9mの三角点がある。

天守跡の上から、さっきの櫓跡の石垣を見下ろす。

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写真だと伝わりにくいけど、山上一帯を張りめぐるように、ほかにも石垣がいっぱいあって、石垣だけでも見ごたえありまくり。
さすが日本百名城、さすが日本三大山城。

そしてそして、石垣のほかにもう1つ、3月の高取城跡の見どころを。
本丸跡から周囲をぐるりと山並みが見えるんですが、特に南南東の山景色に感動した。
南南東に何があるかというと・・・。

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近畿の屋根といわれる(近畿最高峰1915mを有する)、大峰・台高山地の残雪の山々♪
この高さの山をふだん見る機会ないから、空に山が生えてるように見える^▽^